探偵事務所を開業したら、探偵は儲かる?
「映画に出てくる探偵に憧れる」
「人の秘密を調べる探偵に興味がある」
「なんとなくかっこいいイメージがある」
などの理由で、探偵になりたいと思っている方はいらっしゃいませんか?
探偵になるには、探偵事務所に入社する他に、探偵事務所を独立開業してしまう方法があります。
きっと、できることなら自分で探偵事務所を立ち上げたい!という方も少なくないでしょう。
私立探偵はロマンがありますが、気になるのは儲かるのかどうか、でしょう。
お金に苦労するのはだれしも避けたいところです。
では、探偵事務所を開業したら儲かるのか? 順を追って説明していきます。
そもそも探偵って?
最初に認識していただきたいことがひとつあります。それは、「物語の中の探偵と実際の探偵は違う」ということです。
万が一、探偵の業務を知らずに探偵事務所に入社してしまったり、探偵事務所を開業してしまったりすると、「イメージと違う」と、ガッカリと後悔してしまう可能性があります。
そのため、まず最初に、探偵はどんな仕事をするのかを解説していきます。
まず前提として、実際にいる探偵は、殺人事件を解決したりはしません。
探偵は、浮気や人探しを目的とした依頼を受け、調査する仕事です。
対象者の動きを監視するために尾行、証拠を撮影するために張り込み、ターゲットの情報を得るために聞き込みをするなどして調査を進めます。
警察とは違い、民事関連のトラブル解決を探偵は請け負ってくれます。
イメージ上の探偵と、実際にいる探偵の違いをご理解いただけたところで、本題に進みましょう。
探偵事務所を開業した際の年収は?
何度も繰り返しますが、探偵事務所を開業するうえで気になるのは、儲かるのかどうかでしょう。
ズバリ、工夫さえすれば、探偵は儲かる仕事です。
私立探偵の年収は、規模や実績によって異なりますが、年収500万円〜600万円程といわれています。
広告費や宣伝費を抑える工夫、つまり儲かるための努力をすれば、年収1,000万円を越えを叶えている探偵もいるそうです。
夢がひろがります。
探偵事務所を開業するために必要なこと
儲かるのなら探偵事務所を開業したい!と、検討し始めた方もいるでしょう。
しかし、探偵事務所を開業するためには、準備が必要です。
次に、探偵事務所を開業するために必要なことをいくつか紹介していきます。
探偵業開始届出を提出
探偵業開始届出とは、探偵事務所を開業する際に必要になる書類です。警察署を経由して公安委員会に提出します。
この届出を行わずに探偵事務所を営業してしまった場合、罰則を科されてしまいますので注意しましょう。
事務所を決めておく
先述した通り、探偵業開始届出書は必ず提出しなければならない書類です。
探偵業開始届出書には事務所所在地を記入する欄があるため、届出を提出するまでには事務所を決めておく必要があります。
金銭的に余裕がないといった理由で事務所を借りることができない、という場合は、自宅を事務所にしても全く問題ありません。
撮影機材・調査車両の準備
撮影機材は、探偵業を行うための必須アイテムです。
ビデオカメラや一眼レフなどは、高性能なものを求めるとキリがないほど高額になる恐れがありますが、これらがなければ仕事ができませんので、ある程度投資感覚で揃える必要があります。
ターゲットを尾行するために車も必要ですので、営業を開始するまでに準備しておきましょう。
儲かる探偵を目指そう
このように、探偵事務所を開業するために必要なものがたくさんあります。
しかし、たとえ開業できたとしても、経験が浅い探偵事務所に依頼したいと思うお客さんは少ないですから、安定的な事業運営ができない可能性が非常に高いです。儲かる探偵を目指すのなら、まずは探偵技術の基本がなくてはいけません。依頼を解決できない探偵には顧客が来ないからです。
それから広告等を出すタイミングや方法などもセンスが必要となります。
そこで、まずはいきなり開業するよりも、探偵事務所に入社して一般職員として自分が探偵に向いているか確認したり、業務について学んでから探偵事務所を開業することをおすすめします。